生肉の危険性は前々から言われていましたが、中国で衝撃的な出来事が起こっていました。
日本でも生肉の提供規制や生肉食の危険性は言われています。
生肉の提供が規制されるようになったきっかけの事件では腸管出血性大腸菌による死亡してしまう事件も起こりました。
中国での事件はどんなものだったのでしょうか?
サナダムシが原因だったということですが対策はあるのでしょうか?
生肉を食べる機会がほとんどありませんが、生肉を食べるのは本当に危険なのでしょうか?
目次
生肉食べるのは危険!中国の寄生虫事件
中国で衝撃的な事件がありました!
中国では謎の民間療法がいまだに残っているので納得と言えば納得なんですが、、、
発作を起こした男性、脳内にサナダムシが寄生 鍋料理の肉が原因か 中国 https://t.co/RWYqKgq48L
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) November 28, 2019
中国に住む43歳のジュー・ジョン-ファは、1カ月にわたってしつこい頭痛に悩まされ、病院を訪れた。医師たちがジューの脳を検査したところ、脳に数百匹のサナダムシがいた。
浙江省杭州市に住むこの男性は、頭痛とけいれん発作がたびたび起きて地元の診療所を訪れたが診断がつかなかった。次に訪れた浙江大学附属第一医院で脳のMRI検査を受けた、と「ニュース18」は伝えている。その結果、寄生虫と寄生虫による損傷が明らかになった。
ジューは、感染症専門医の治療を受けることになった。さらなる検査で、ジューの上半身のほかの部分にも多くの寄生虫がいることがわかった。
医師は動画情報サイト「梨視頻(Pear Video)」に対して、「患者の脳内に、複数の占拠性病変が認められる」と語った。「肺にも、胸腔内の筋肉にも、同様の病変が認められた」
生焼けの肉を食べた記憶があるかと問われたジューは、1カ月前に食べた火鍋があやしいかもしれないと話した。
出典:ニュースウイーク
中国でのニュースなのですが、男性が 原因不明の発作や頭痛に悩まされていたそうで検査したら脳内に数百匹のサナダムシが、、、。
しかも脳内だけではなく、上半身の筋肉の中にもいたそうです。。。ぞっとしますね。
何が原因だったかというと、1か月ほど前に食べた火鍋が原因ではないかと話しているそうです。
その時に生肉を食べてしまったということでしょうか?
中国の事件、生肉ではなく民間療法が原因の可能性は?
中国では日本では信じられない民間療法が残っています。
逆を言えば中国から見ても信じられないことは日本にも多くあると思いますが、中国の民間療法もサナダムシが寄生してしまった原因として可能性がありそうな気がします。
その民間療法の中でも可能性がありそうなものは
生のかえるやドジョウの踊り食いは滋養強壮やあらゆる病気に効く
中国は人が多すぎて病院での受診が困難だったり、医療費が高額で払えない人たちの間で根拠のない民間療法がおこなわれたりします。
医療費が高額なのと人が多すぎることで病院での受診が困難なために様々な民間療法や健康法が流行して多くの人が取り入れているそうです。
また中国では漢方薬と偽り漢方薬でもなんでもない魚や草を高値で売りつけたりするということが行われており、とくに情報が伝わらない山奥では根拠のない民間療法がそのまま伝わっているそうです。
サナダムシが寄生した男性は生肉を食べてそうなったのでしょうか?
生肉を食べるのは危険!日本国内での食中毒死亡事件
中国の事件と違い、日本の食中毒はサナダムシによるものではありません。
現在は生肉を食べることはほとんどないと思いますが、気を付けなければいけません。
生肉提供禁止のきっかけとなった事件では食べた人が亡くなってしまうという痛ましい出来事もありました。
その事件ではお店の肉の管理の問題も原因の一つと言えるのですが、一般的な焼肉店やバイキングなどでも気を付けないといけません。
焼肉のバイキングでも食中毒が起こっていました。
バイキングなのでいい肉を確保しよう、早く食べないと、、、とおもって完全に火が通ってない状態で食べてしまったり生肉を触った箸やトングを使用したりして食中毒が起こっていました。
気を付けるべきことは
生焼けの状態では食べない
生肉を扱ったトングや箸では食べない、焼けた肉をとりわける時は生肉を触った箸やトングを使用しない。
これに尽きると思います。
でも気になる!サナダムシの対策は?
虫卵は、華氏145度(摂氏約63度)で加熱調理するか、24時間以上冷凍しなければ死なない。虫卵が生きたまま経口で体内に侵入すると、たいていは腸に住みつく。餌になる栄養分が豊富な場所だ。繁殖する際には、そのための追加の栄養を求めて体内をさらに遠くまで移動することもある。
幼虫は、成長する過程で自身の周囲に保護嚢胞(シスト)をつくる。幼虫が移動すると、嚢胞が腐敗し、感染症が発症する。これが引き金となり、けいれん発作、頭痛、人格変化が生じることもある。脳内の幼虫を殺すためには駆虫薬が使われるが、幼虫がいたことにより生じた損傷を治す方法はない。
神経嚢虫(のうちゅう)症と呼ばれるこの症状は、衛生施設が充実していない発展途上国で見られることが多い。決してレアケースではなく、中枢神経系の感染症としては世界でもっとも多い症状だ。こうした寄生虫は、米国ではほぼ撲滅されている。米国でも、入院を要する症例が年間1000件ほど発生するが、その大多数は、世界の別の地域から移り住んだ人だ。
出典:ニュースウィーク
日本ではサナダムシの事件は聞きませんが、衛生管理ができない、できていない場所や地域で起こりがちなようです。
アメリカ国内では起こらなくても国外から移住してきた人が発症するのはそのためです。
サナダムシの規制を避けるためには
- 65度以上の加熱
- 24時間以上の冷凍
が有効なようです。
生肉は基本的に食べないほうがよさそうな感じがしますね。。。
どうしても食べたい場合は、冷凍保存後に食べるとか。
正し、冷凍保存することがサナダムシには有効であっても他の菌に有効なのかはわかりません。
その点は気を付けないといけません。
⇒ジビエなどの生食も問題になっていますがそれについてはこちら
生肉食べるのは危険!の口コミ
分かると思うが、原因は当時の農業の仕方。
しかし、凄いのは「頭痛を訴えた中国人男性の脳に数百匹のサナダムシ!」という状況まで平然と生活していたということ。
ハルマゲドンになった時、最後まで生き残れるのは中国人とインド人かもしれないね・・・。
風邪で大騒ぎしている我々のような民族はとうてい生き残れないだろうな・・・。
残念なのは教育が普及していないので、正しい知識がないからこんなことが起こる。
報道されてないだけで、この手の事案は少なくないだろう。恐ろしい話だ。