日本でもすっかりおなじみになったハロウィン。
2019年のハロウィンはどんなふうになるか注目が集まっているようです。
海外のイベントでしたが近年では日本でのハロウィンが過熱を極めています。
様々な仮装をしたリメイクをしたりとそのクオリティも上がってきています。
ですが、本来のハロウィンはどんな日なのでしょう?
またハロウィンはどこで始まったのでしょうか?
海外発祥のイベントなのでキリスト教の行事なのでしょうか?
ハロウィン2019本来はどんな日?
ケルト人の1年の終わりは10月31日で、この夜は秋の終わりを意味し、冬の始まりでもあり、死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていた。時期を同じくして出てくる有害な精霊や魔女から身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていた。これに因み、31日の夜、カボチャ(アメリカ大陸の発見以前はカブが用いられた。スコットランドではカブの一種ルタバガを用いる。)をくりぬいた中に蝋燭を立てて「ジャック・オー・ランタン (Jack-o’-lantern)」を作り、魔女やお化けに仮装した子供たちが近くの家を1軒ずつ訪ねては「トリック・オア・トリート(Trick or treat. 「お菓子をくれないと悪戯するよ」または「いたずらか、お菓子か」)」と唱える。家庭では、カボチャの菓子を作り、子供たちはもらったお菓子を持ち寄り、ハロウィン・パーティを開いたりする。お菓子がもらえなかった場合は報復の悪戯をしてもよい、とされている。玄関のライトを点けていると訪問してもよいという意思表示になっており、それにもかかわらず断る家主とは悪戯の攻防戦が繰り広げられる。これはあくまでも電気が点いている家に対してであり、そうでない場合はがっかりして立ち去るのがほとんどである
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
古代ケルト人の大晦日にあたる日が10月31日だそうです。
秋の終わりであり冬の始まりを意味するとあります。
また死者の霊が訪ねてくると言われていることから、日本でいうところのお盆というところでしょうか?
本来はそのような神聖な行事なので、日本でのハロウィンと比較すると全く持って違うということがわかります。
秋の収穫を祝い、悪霊を払うという宗教的な意味合いもあったそうです。
アメリカの民間行事として定着しており宗教的意味合いはなくなり、子供たちの風習でもあり大人も仮装して楽しむイベントとなっています。
また、本来のハロウィンのランタンはカブで作られていたそうです。
アメリカに伝わった時にアメリカにカブが無かったので、かぼちゃで代用されることになったそうですね!
ハロウィンはどこで始まった?
ハロウィンの歴史は、古代ケルトのドルイド信仰が始まりと言われています。
古代ケルト人は南ドイツのバイエルン、ボヘミアが原住地とされています。
その後ケルト人は移動などを繰り返しているので、ハロウィンは形を変えて伝わっていったのではないでしょうか?
ハロウィンはキリスト教の行事?
ハロウィンは海外の行事だったことからキリスト教の行事と混同されがちですが、キリスト教とは関係ないそうです。
クリスマスがキリスト教の行事と認識されているように、ハロウィンもそう思われたのではないでしょうか?
また、現在のハロウィンという行事は本来のケルト人のドルイド信仰からも離れており、完全に宗教的意味合いのない行事となっているようです。
元はお盆のような行事であったものが、子供たちが仮装をしご近所にお菓子をもらうというイベントとなり、大人も仮装し楽しむイベントとなったようです。